月イチ未満の投稿となっています、代表講師のマサです。
いよいよ明日4/9にWindowsXPのサポートが終了します。
当館でも広告などを中心に危険性を訴えてきましたが
お問い合わせをいくつか受けた中で強く感じたのは
サポート終了という言葉だけが周知され、
その意味するところはあまり知られていない
ということでした。
お問い合わせ内容で多かった誤解は以下の2つ。
「4/9以降、パソコンが使えなくなるの?」
→これはNOです。
サポートが切れても使い続けることは可能です。
「ネットにつながなければ問題ないでしょ」
→間違いではありませんが60点といったところです。
USBメモリなどでのデータのやりとりも危険性を伴います。
詳しい部分はネット上にいくらでも書かれているので省略し
なるべく噛み砕いて記載します。
(1月にも簡単に書いていますが
それよりは具体的に書きます)
Windowsを建物と例えます。
建物は建てたときには気付かなかった隙間や、
当時は問題なかった防犯性(窓のがたつきなど)が
時代の流れと共に問題となってくることがありますね。
Windowsのサポートは、
こういった隙間やがたつきなどを
定期的に直してくれていたのです。
しかし根本的な構造は変えられないため
・ ピッキングに強い鍵に替える
・ 2重サッシにする
などの最新の構造には出来ません。
そのため、どうしても最新のWindowsに比べて
防犯性に劣っています。
その上で修繕(=サポート)が止まってしまったら?
この建物は泥棒などの
犯罪の格好の的となってしまいます。
ちなみにウィルス対策は、
建物の構造がしっかりしていることが前提
(サポートが終了することでこの前提が崩れます)
のものなので、有効な対策とはなり得ません。
こういうわけで
買い換え(建物で言えば建て替え)
→パソコン本体ごと新しいものにする
乗り換え(建物で言えばリフォーム)
→Windowsだけ入れ替える。
インストールに関する知識が必要で
やや難易度高め。
のいずれかをしてくださいと言われているのです。
さらに3つめに多かった誤解はこちら。
「ウィルスにかかっても
盗まれて困るようなデータはないから大丈夫」
→データを盗まれるのも問題ですが、
もっと恐ろしいのは
犯罪の片棒を担がされるようになることです。
これも解説し出すと長くなるので割愛しますが、
突然身に覚えのない罪状で逮捕される、
もしくは家宅捜索を受けるなどが起こりうるのです。
冤罪だとしてもこれがご近所や会社に知られたら
後ろ指を指されるようになる恐れもあります。
恐ろしいとは思いませんか?
もちろん、対策を万全にしていても
巻き込まれる可能性は否定できません。
しかし対策をしていて巻き込まれた場合と、
対策を怠った結果巻き込まれた場合とでは
周囲の心証も大いに変わるはずです。
まだパソコンは使い続けたいけどXPのままという方は
早急に対処を行うよう強くお勧めいたします。
買い換えともなれば10万円前後の出費となりがちなので
すぐには難しい方もいらっしゃるかとは思いますが
場合によっては2~3万円程度で済むこともあります。
電器屋さんよりはパソコン専門店にご相談いただく方が
安上がりな手を見つけやすいと思います。
より良いパソコンライフのための参考となれば幸いです。
最後に補足をいたします。
パソコンを買い換えても
・ 既存のインターネット契約
・ プリンタ、マウスなどの周辺機器
は基本的にはそのままお使いいただけます。
詳しくはメーカーサイトなどでご確認ください。